3月のイベント「きこりになろう2012」では「糸島市林業研究クラブ」のご指導のもと、
約20名の参加者のみなさんと直径40cm、高さ25mほどのスギの大木をチェーンソーで切り倒しました。
そしてついに、その木が街へ出ていく日がやってきたのです!
整然と並ぶスギの木たち。
この山の持ち主の方はときどき手入れをされていたそうで、
風も陽の光もよく通るとても気持ちの良い森になっています。
遠くからみるとそれほど大きくないように見えますが、実際はこのサイズ・・
3月のイベントの際には「葉枯らし間伐」という方法で間伐をしました。
葉をつけたまま切った木をしばらく森の中に置いておくことで木を乾燥させます。
こうして3か月経ったいま、木を出すこととなりました。
まず、伐った木の枝を切り落とします。(枝は運ぶときにじゃまになるので)
次に、木を「林内作業車」というもので引きずり出します。
今回は、福岡広域森林組合からお借りしました!
小さいけれどものすごい力が出ます!
そして引っぱってきた木を4mの長さの丸太になるようチェーンソーで切って、
最後に林内作業車に積み込み、
舗装された道のそばまで運びます。
運んだ木は、後日大きなトラックで製材所まで運んでもらいます。
思っていた以上に立派な木が多く、たくさんの材がとれました。これがまた糸島の床板や家具になるんです。そう思うだけでどんな作業も頑張れますね!
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二日間の森の中での作業は、本当に楽しかったです!!
指導してくださった吉村さん・松本さん、
手伝ってくれたスタッフのあっきー、
本当にありがとうございました!
(森の入り口。わさわさ茂っています)
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お昼休みに隣の山で作業していた林業のプロの方とおしゃべりしました。
なんと、昔「馬搬(馬を使って山から木を運び出すこと)」をしていたそうです!
馬搬にはブレーキがないので馬のカンでスピードを緩めて下へ降りて行くそう。
仕事を終えて馬で家に帰る途中も馴染みの飲み屋の前できちんと停まってくれたとか。
馬搬の仕事が少なくなったので伐採の仕事もするようになったそうですが、ほんの数十年前まで3~4軒も馬搬をしている家があったときいてびっくりしました。
そのころは糸島の森はどんな森だったのでしょうか。
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(きこりになろうプロジェクト担当/桑原)
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